2013年4月5日金曜日

元バルサGKコーチのウンスエ、バルデス退団希望について語る

2003~2010年までバルセロナのGKコーチを務めたフアン・カルロス・ウンスエが、『カタルーニャラジオ』の番組内で、来季限りの契約を更新しない意思を代理人を通じて発表したビクトル・バルデスのことについて自身の考えを述べた。

ウンスエ「ビクトルのことはよく知っているが、バルサを退団するという意思を覆すのは難しいと思う。今はもう、彼がバルサの一員である限り、そのプレーを楽しみ、そしてこれまでの功績に感謝する他ない」

そして、ウンスエはバルデスの後釜について、リーガでプレーしているGKを獲得すべきだと述べている。

ウンスエ「他のリーガで探すよりも、リーガで彼の後釜を探す方がずっと簡単だと思う。バルセロナのプレースタイルのこともよく知っているからね」

また、ピントの役割についても、次のように強調している。

ウンスエ「ピントは、チームにおける自らの存在価値をすでに勝ちとっている」

なお、グアルディオラが来季から就任するバイエルン入りの可能性については、次のように否定した。

ウンスエ「グアルディオラから呼ばれれば、行くだろう。でも、GKコーチとしてではなく、アシスタントコーチとしてね」

http://www.sport.es/es/noticias/barca/unzue-cree-que-barca-debe-buscar-portero-liga-espanola-2355925

2013年4月3日水曜日

(ベティスのマスコットキャラクター)パルメリンくんは、衣替え?

先週末にサマータイムへと移行した欧州。
スペイン南部の都市セビージャでも、今月16日から21日まで、スペイン三大祭りの1つ“Feria de Abril(春祭り)”が開催される。

そんな春の訪れとともに、各家庭でも衣替えが始まっているが、
意外なところでその必要に迫られる方がいるようだ。

4月1日に行われたベティス対ヘタフェ戦で、ベティスのマスコットキャラクター、パルメリンくんは、この日の主審を務めたホセ・アントニオ・テイシェイラ・ビティエネスからこんな忠告を受けたという。

「(ベティスの)選手と混同するから、あまり動かないで欲しい」

マスコットのなかに入っていたラファエル・ガルシア・ロメーロさんがソーシャル・メディアのなかで明らかにしている。
ロメーロさん「昨夜の試合、後半ずっと座って見ていたのは、テイシェイラ主審から『選手と間違える可能性があるから、あちこち動かないで欲しい』と言われたからだ」

クラブの100周年を記念し、ファンからの公募によって誕生したパルメリンくん。
07年1月7日のセルタ戦に公式戦デビューを飾って以来、ベティコの人気者だった彼だが、審判からの意外な忠告によって、変貌の時を迎えている。



http://www.estadiodeportivo.com/betis/2013/04/02/cambiara-palmerin-uniforme/2547.html

2013年4月1日月曜日

モンタニエル監督が語るスペインとフランスのフットボールの違い

現在、リーガで内容と結果を高次元で両立させているレアル・ソシエダのモンタニエル監督。

フランス出身の同監督は、W杯予選フランス対スペイン戦が行われる数か月前、バスク州フットボール協会が主催する講演会で、両国のサッカー観の類似点・相違点を語っている。

まずモンタニエル監督は、「スペインでれ、フランスであれ、守備的な振る舞いはあまり称賛されない。イングランドもそうだね」と両国のフットボールのコンセプト自体は大きな違いはないとしたうえで、各要素について次のように述べた。

~テクニック~
10年前、フットボールの未来はスペインにあると考えられていた。
なぜかって? それはスペイン人選手たちのテクニックに理由がある。
テクニックは、フットボールにおいて違いを生みだすものだ。そして実際、スペインは代表レベルにしろ、クラブレベルにしろ、そのテクニックで世界のフットボールを支配している。
そして、フランスフットボールとスペインフットボール、また両国のリーグの間には大きな隔たりがある。スペインのチームが持つコレクティブなテクニックは、フランスのそれを大きく上回っている。それは、個人レベルでのテクニックでも同じことが言える。

~戦術~
システムについて、両国に大きな違いはない。どちらも、1-4-2-3-1や1-4-4-2を使っている。
昨季、グアルディオラがバルセロナで用いた1-3-4-3は、新機軸と言えるかもしれないがね。
もっとも、両国の戦術に対する概念は、異なっている。
スペインの方が、短いパスでビルドアップをし、フランス以上にコンビネーションを重用する。
CBがサイドに開き、それにともなってSBは高い位置を取り、中盤がボールを受けるために下がってくる。
また、ボールを失った後のプレッシングも、両国の特徴的な差だ。
スペインはフランスよりも、ボール喪失後のプレスを欠かさない。それは、バルセロナの影響によるものだ。そして、今やスペインのトレードマークになっている。

~フィジカル~
フランスのフットボールは、アフリカからの影響を受けている。パワー、スピード、瞬発力などね。
だから、よりフィジカルの強いフットボールだ。
一方、スペインは南米大陸からの影響力が大きく、アグレッシブさでは劣っている。
フランスでは、1試合につき18~20個のファールがあるのに対して、スペインでは12~14だ。
フランスの方が、よりコンタクトのあるフットボールと言え、練習からレガースは手放せない。
(*スペインでは、練習の際には、レガースをつけない習慣がある)

~選手~
フランスは、スペインに比べてもっと批判的だ。
何かと口を挟んでくる。スペインでは、監督の決断をより尊重する。
そして、フランスの選手たちは、個人練習を好む。練習が終わった後も、シュート練習やセンタリング練習をするためにグラウンドに残っている。
レアル・ソシエダで全体練習後の個人練習を願い出たことがあるのは、若い選手1人だけだ。
スペインの選手たちは、ボールを繋いでプレーすることを好む。DFの選手でも、十分なテクニックを持っている。

~リーガ・エスパニョーラ~
スペインは、世界最高のリーグです。この国に来る前から、そう思っていましたし、今はその考えが確信に変わっています。プレミアリーグへ移籍していく選手もいますが、次の選手を獲得したり、またユースから引き上げたりしています。フランスは出ていく一方で、選手を獲得できる余裕があるのは、カタール資本が入ってきたPSGぐらいです。

http://www.marca.com/2013/03/25/futbol/seleccion/1364205375.html

ボド・イルクナー、レアル・マドリーの正GK論争を語る

96~2001までレアル・マドリーに所属した元ドイツ代表ボド・イルクナーが、スペインラジオ局『オンダ・セロ』で、左手親指の怪我から復帰したカシージャスの起用について、自身の見解を語っている。

イルクナー「ディエゴ・ロペスは非常に良いプレーをしている。それは、イケルのスタメン復帰には足かせになっている。ディエゴが今の状態を維持していれば、GKを変える理由はほとんどない。冬の時点でも、カシージャスをスタメンから外す理由はなかったが。事実、私は彼に代わって、なぜアダンがプレーしたのか理解できなかった」

イルクナーは、カシージャスがトップデビューを飾ったときの、レアル・マドリーの正GKだった。

なお、イルクナーは、ジョゼップ・グアルディオラが、来季からバイエルンの監督に就任することについて、現在ユップ・ハインケス率いるチームが素晴らしい成績を残している点を考慮して、コメントしている。

イルクナー「バイエルンのレベルをこれ以上高めるのは、難しい。しかし、バイエルンは、毎シーズン、そういうプレッシャーを受けている。だから、常に最高の選手たちを求めているんだ。彼らにとっては、ペップとの契約という素晴らしいチャンスを手にした。来季は、バイエルンにとって、素晴らしい1年になるはずだ」

http://www.elconfidencial.com/deportes/futbol/2013/03/31/bodo-illgner-no-veo-motivos-para-quitar-a-diego-lopez-117937/