2012年10月24日水曜日

元マラガ会長のフェルナンド・サンス氏が、現マラガオーナーの未払いを告発


前マラガ会長のフェルナンド・サンス氏は、クラブ買収時に支払らわれる予定だった350万ユーロがいまだ未払いであるとして、現在クラブのオーナーを務めるアブドゥル・アル・タニ氏を告発した。

サンス氏が告発している金額は、当初今年の727日までに支払われる予定だった。

しかし、オーナーがマラガに約5か月間姿を現さなかったため、解決策の妥協点を見出すこともできず、今回の告発に至った。

なお、20106月、マラガ買収にかかった費用3600万ユーロのうち、1400万が前経営陣に、残りがクラブの抱えていた負債や選手の未払い分の給与に充てられることになっていた。

もっとも、今回の告発はクラブに直接的な影響を与えるものではないだけに、好調のチームは余計な心配をする必要はないだろう。

http://www.as.com/futbol/articulo/fernando-sanz-denuncia-impago-jeque/20121023dasdasftb_48/Tes

2012年10月17日水曜日

日本 4-0 ブラジル

スコア以上の完敗。


「通用しなかった部分」が露わになったという点では、そう言わざるを得ないだろう。
しかし、すがすがしいほどの差に、改めて目指すべき道のりの長さを実感した。


とはいえ、この試合では、日本のサッカーの方向性の試金石となる試合となったはずだ。
オシム監督が提唱した「人もボールも動くサッカー」の腕試し。


ようやく見えてきた”日本人らしい”スタイルは、果たして間違ってなかったのか?
それが問われるという意味で、育成関係者にとっても1つの勝負だったかもしれない。


そして、結論から言えば、間違ってはなかったが
また新たな疑問も上ってきたのではないだろうか。


それは「理詰めのサッカーが、遊びから生まれたサッカーに勝つことは可能なのか?」ということだ。


たしかにトラップの技術1つとっても、パスの技術1つとっても
今の日本代表は過去最高にある。
そして、戦術の国、イタリアの指揮官が授けたタスクを90分通してこなせるだけの、”頭”も備えつつある。


しかし、昨日我々が目にしたのは、技術や戦術にはないサッカーの駆け引きの巧さであり、
”遊び”の要素だったように思う。


ブラジルの(これまた日本のお株を奪うような)協力プレスをうまく掻い潜った日本のパス回しも、
途中からには恰好の”餌”として考えられていた!?


そして、試合のなかで誰の何が得意・不得意なのか、学習する能力でも一段上だった!?


これだけは、頭だけでなく、体感することでしか得られない要素でもある。
ならばこそ、一部で「教えすぎる」と危惧されるサッカー環境は、本来のスポーツが持つ騙し合いの楽しみを奪っているという可能性も十分にある。


一度はブラジルを目指し、そして今はどちらかというとスペインを目指す日本。
しかし何より、スポーツの原点である”遊び”の要素が放棄されないか、今後の大きな不安であり、
それを気づかせてくれたマッチメイク担当者には、感謝したい次第である。


欧州サッカーへの選手流出が進み、メディア露出も”外者”が多くなるなか、
じつは、まだまだ閉じた目でサッカーを見ていたかもしれない我々にとって、
実に大きな意義となった90分だっただろう。

2012年10月8日月曜日

クラシコ批評

10月7日に開催されたエル・クラシコは、2-2のドローに終わった。
現地『ムンド・デポルティーボ』紙に、この試合の左右した要素がいくつか掲載されている。

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1.   ベンゼマとペペのミス
ベンゼマがシュートをポストに当て、1点リードしたレアル・マドリーが追加点を入れそこなったシーン。20への野望は一瞬にしてタイスコアへと変貌した。空中戦では分が悪いバルセロナだったが、チャビが視界に入ったためか、ペペは宙に浮いたボールをクリアできず。メッシが同点弾を叩き込んだ。

2.   CR7とメッシとの激闘
またしても2ゴール。しかし、真の価値あるゴールとは、こういったライバルを目の前にしたときのゴールに限られる。素晴らしい内容を見せたマドリーを相手に、実にストライカーらしい同点弾と言葉の不必要なFKでチームを牽引した。公式戦ここ3試合ゴールがなかったが、その間はアシストでチームに貢献し、そして最も重要な試合で結果(ゴール)を出してみせた。
一方、クリスティアーノ・ロナウドは改めて競争力の高いプレーヤーだということを証明してみせた。
この試合手にした2つのチャンスを何の迷いなくゴールへと結びつけ、メッシとの世界No,1論争にまだまだピリオドを打たしてはくれない。まさに“圧巻”だった。

3.   アウヴェスを上回ったモントーヤ
今季最初のスーペルコパでのクラシコでもモントーヤがピッチに入って以降、チームはより強固さを増したが、この試合でもまた同じだった。負傷退場したダニエル・アウヴェスに代わって出場すると、若さに似合わぬシンプルなプレーでリズムを作る。そして、試合終了間際には決勝点になろうかというシュートまで放った。著しい成長を見せ続けている。

4.   学習しないマルセロ
左サイドに位置するマルセロはいつまで立っても成長しない。アルベロアが成長し、セルヒオ・ラモスとペペのコンビが鉄壁を誇ろうとも、左サイドにはいつまでも穴があいている。

5.   ブスケッツの戦術レッスン
この試合でメッシが見出しを飾る存在だとしたら、縁の下の力持ちはブスケッツだろう。アドリアーノのCB起用という非常事態のなか、ボールのないところでの動き、マドリーのカウンターの起点を摘む動き、いずれもパーフェクトだった。もちろんミスもいくつかあったが、唯一無二のエレガンスさでピッチ上に君臨していた。
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http://www.mundodeportivo.com/20121007/el-clasico-barca-real-madrid/la-calidad-de-messi-la-veterania-de-busquets-y-la-sobriedad-de-montoya_54352741473.html

2012年10月7日日曜日

クラシコを前にしたブスケッツのマドリー選手評

10月7日(日)、現地時間19:50キックオフの今季公式戦3度目のクラシコを前に、バルセロナのブスケッツがレアル・マドリーの各選手たちについて、コメントしている。


・カシージャス
「これまで素晴らしいキャリアを築いてきた世界最高のGKの1人。そして、僕にとっては大切なチームメイトだ」

・セルヒオ・ラモス
「非常に高いクオリティーを持っていて、どこでプレーしてもその能力を持てあますほどだ。ボールを持っていようと持ってなかろうとね。彼も大切なチームメイト」

・ペペ
「常に相手FWの先をゆく非常にスピードのあるCB。ポテンシャルも高い」

・アルベロア
「どんな試合も完璧で、どんどん攻撃がうまくなっている」

・マルセロ
「その攻撃力は非常に危険だ。スピードがあるし、C・ロナウドとのコンビネーションも良い」

・シャビ・アロンソ
「レアル・マドリーのピッチ上の指揮官。DFの裏を狙うロングパスは危険で、彼の存在はチームに不可欠」

・エジル
「エレガントで高次元の能力を持つ、洗練された選手。ラストパスも素晴らしい」

・ディマリア
「とにかく早い。特に、ラストパスを受けるときなんかね」

・ベンゼマ
「ゴールを決める以上の能力を持っている。下がっても、またサイドに開いてもボールを受けられる」

・イグアイン
「攻撃に深さを作るのがうまいFW。マドリーにとっては不可欠な存在だ。スペースを作ってくれるし、どんな状況であってもゴールを決めてくれるからね」

・C・ロナウド
「偉大な選手で、天井知らず。ゴールをたくさん決めることもできる。彼よりも、素早く先を読んで対応しなければいけない。それは、全く簡単なことではない」