2012年7月4日水曜日

エジルに課せられた宿題

来季こそは、CL制覇を達成するために、
モウリーニョ監督はこの夏、選手1人1人に課題(宿題)を与えているようです。

先に紹介したシャヒンに続き、
今回の対象は、EUROベスト4で涙を呑んだメスト・エジル(ドイツ代表)。

課題はずばり、「得点力のUP」です。
EUROでは、準決勝イタリア戦でのPKによる1得点のみに終わった同選手。

モウリーニョ監督は、元来持っているパスセンスを評価しているものの
ゴール前でより決定的な仕事が出来るよう、改善を要求しているとのこと。

ちなみに、同選手は昨季、レアル・マドリーの公式戦では6ゴール。
*その前年は、公式戦10ゴール


チームがさらなる進化を目指すのであれば、彼のゴール数増加は欠かせないのです。
では、どのようにその課題に向き合えばいいのか?

『Marca』のウリセス・サンチェス・フロール記者は、次のように意見を述べています。


「解決策の1つに、よりアグレッシブに、エゴイスティックにプレーすることが考えられる。
もちろん、今の彼のプレーに責めるべき要素はない。
しかし、まだまだ動きの鋭さを改善することができる。
何もこの件はモウリーニョ監督だけが要求しているのではない。
代表の指揮官、ヨアヒム・レーヴ監督も同じことを求めている」

昨季リーガのアシスト王(メッシの16アシストを上回る、17アシスト)であるように、
そのパスセンスが唯一無二であることは証明されています。
ただし、現状、クリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマ、イグアインの
トリオへの依存度が高い得点能力について、エジルの成長が不可欠だというわけです。

なお、現在マドリーが獲得交渉中のモドリッチ(トッテナム)について、
前述のフロール記者は、獲得の意図を次のように説明しています。


「彼は、シャビ・アロンソやケディラとペアを組むこともできるし、その一列前でもプレーできる。
それは、エジルへ“ポジション争い”という刺激を与える効果もある。
モウリーニョ監督は誰一人として、息を抜くことを許さないし。
今回はエジルへのその矛先が向けられているのだ」

白い巨人の「10」番を背負う“魔法使い”が、さらに一皮むける姿に期待です。

http://www.marca.com/2012/07/03/futbol/equipos/real_madrid/1341305781.html

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