2012年6月22日金曜日

敗退を悔しさを、離島の購入で晴らそうとするイブラヒモビッチ

スウェーデンの現地新聞、『アフテンブラテッド』紙から

グループ最終戦でフランスに2-0と勝利を収め、
自らもスーパーゴールを叩きだしてみせたスウェーデン代表FWのイブラヒモビッチ。

しかし、2連敗で迎えていたチームは、すでに大会から去ることが決まっており、
自らの誇りを賭けた1戦を戦ったにすぎなかった。

とはいえ、年棒800万ユーロのイブラヒモビッチは、
規格外の方法でこの早期敗退を忘れようとしているそうだ。

それは、狩猟好きが高じて、離島を一島まるごと購入するというもの。
完全未開拓の土地で、ただ一つだけ小屋を建て、
好きなときに好きなだけ、ライフルを片手に狩猟に興じるのだそうだ。

なお、近しい関係者によると、この島の購入には250万ユーロが費やされるとのこと。

ただし、その島での独占的狩猟を認めまいとする地元狩猟者たちは、
弁護士を立てて、島の購入に反対の意を唱えているという。

クルトワの再レンタルには、75万ユーロ

昨季、アトレティコ・マドリーのEL制覇に大きく貢献したGKクルトワ。

クラブはチェルシーからのレンタルをもう1年延長しようと、
昨季終盤から先方との交渉を続けてきましたが、より具体的なレンタル料が明らかになりました。

レンタル料は75万ユーロ。またボーナス料として、25万ユーロが追加。
さらに、選手本人の年棒は、アトレティコ側から150万ユーロが支払われることになりました。
これでアトレティコは、このベルギー代表GKに対して、計300万ユーロ近くの出費を強いられることになります。

エムレ、C・ロドリゲスはフリートランスファーにて、
カタ・ディアスは約100万ユーロにて獲得したクラブにとって
ここまでのところ、この夏一番の買い物になったというわけです。
http://www.as.com/futbol/articulo/cesion-courtois-costara-750000-euros/20120622dasdaiftb_4/Tes

戦力外選手たちの長い夏 (レアル・マドリー)

EUROの熱狂をよそに、静かに進む移籍市場。
とはいっても、欧州危機により銀行の倒産を避けるのに必死なスペインでは、
気前の良い話は聞こえてこない。

また、どのクラブも財務省への多額の負債があり、
それが解消されないようであれば、リーグへの登録抹消というペナルティを食らうという法律も
昨季終了直前に議会で可決されたばかりだ。

サポーターに夢を与える選手リストを眺めるよりも、
財務指標を片手にソロバンを弾く上層部の姿が目の前に浮かぶ。

また、選手たちも出場機会と給与とを天秤にかけて、
決して長くはない今後の選手キャリアについて、思案を巡らす。

昨季、4シーズンぶりのリーグ優勝を飾ったレアル・マドリーでは、
2016年まで契約を延長したモウリーニョ監督のスタメン固定化がしばらく続くことが明らかで、
この夏も控え選手たちの長いオフが予想されている。

すでに、ガゴ(昨季セリエAのローマへレンタル)、
ラッサナ・ディアラ、アルティントップ、リカルド・カルヴァーリョの4人は
クラブから戦力外を言い渡されているが、現時点でその後の身の振り方をはっきりさせつつあるのは、前者2人だけだ。

彼らは、クラブとの契約を残り1年残しているが、
チームのプレシーズン開始(7月15日)までに、
クラブとの契約解消を実現させたいと希望している。

これにより、他クラブとの移籍交渉を容易にし、
より条件の良い新契約を勝ち取ることが可能になるからだ。

一方で、クラブは彼らの希望をただ黙って鵜呑みにすることはない。
移籍市場がクローズするまでにまだ2ヶ月もあり、
それまで少しでも満足のいくオファーを待つというのが、
少なくない投資をした者としての最低限の使命だ。

とはいえ、モウリーニョ監督は昨シーズンもそうであったように、
戦力とみなさない選手については、キャンプに動向させないことも厭わないため
クラブ側は、そう遠くないうちに何らかの解決策を提示する必要がある。

クラブ~代理人~選手の3方向が納得いく形を見出すことが
かなり難解なことであると分かっているにも関わらず・・・
移籍金を下げてオファーを待つのか、
はたまた契約を解除し、戦力の整理を早めに進めるのか、
注目されるところです。

*ちなみに、リカルド・カルヴァーリョに関しては、
 34歳の高年齢に、昨季ほとんど試合に出なかったという低実績があるため、
 レアル・マドリー加入時の800万ユーロを、幾らか回収できるだけでもマシなのかもしれません。


http://www.marca.com/2012/06/21/futbol/equipos/real_madrid/1340276400.html

2012年6月21日木曜日

リーガ・エスパニョーラ 移籍情報短信

○バルセロナ

・ターゲットのポジション
サイドバックとセンターバック
なかでも、安価なセンターバックを物色中。
*本命とされていたチアゴ・シウバ(ミラン)が残留宣言


・候補者名と現状
ジョルディ・アルバ(バレンシア)・・・
来年夏にバレンシアと契約満了。1200万ユーロで交渉はまとまるか?

フンメルス(ドルトムント)・・・
長短のパスセンスは上層部もお気に入り。ただし、人気銘柄でもあり、簡単には売却とはならない模様。

ネヴェン・スボティッチ(ドルトムント)・・・
フンメルスに比べるとテクニックは見劣りするが、193cmの長身を活かした高さが魅力。

ヴェドラン・チョルルカ(トッテナム)・・・
EUROでの活躍、また手頃な値段で購入できる可能性がある
http://www.as.com/futbol/articulo/zubizarreta-busca-mercado-central-barato/20120621dasdaiftb_6/Tes


ハビ・マルティネス(アスレティック・ビルバオ)・・・
違約金4000万ユーロ。そもそもクラブ側に売却の意図はない。
バイエルンが本格的なオファーを提示する構え。
年棒700万ユーロ+出来高500万ユーロ。4~5年契約。

http://www.mundodeportivo.com/20120620/fichajes/barca-javi-martinez-athletic-bayern_54314569705.html


トーマス・ベルメーレン(アーセナル)・・・
その他、プレミアではヴァンサン・コンパニ、ダヴィド・ルイス
http://www.mercafutbol.com/noticias/thomas-vermaelen-opcion-para-zaga-barcelona-119749

○マラガ

・ターゲットのポジション
ストライカー
欧州カップ戦に参戦するため、経験豊富な本格派ストライカーを物色


・候補者名と現状
ディミタル・ベルバトフ(マンU)・・・

クラース・ヤン・フンテラール(シャルケ)・・・
2500万ユーロの値。
http://www.marca.com/blogs/mr-market/2012/06/19/berbatov-y-huntelaar-opciones-para-el.html


○アトレティコ・マドリー
*この夏は、少なくとも選手売却で3000万ユーロの軍資金を確保したい


・ターゲットのポジション



・候補者名と現状

★放出★
ファルカオの引き留めのためには、DFドミンゲスorゴディンのうち、1人は退団が確実。

ドミンゲスの場合は、以下3点が放出への障害。
①カンテラ出身
②第3キャプテン(第1&2のペレアとアントニオ・ロペスはすでに退団)
③左サイドバックでも起用可能

・・・すでに、ドミンゲスに対してはボルシアMGから800万ユーロのオファーが届いている。


ゴディンの置かれた状況は、以下2点。
①シメオネ監督の構想の中心
②しかし、最も値がつくDFのために、売却金を元手に安価な選手を新たに補強可能



○アスレティック・ビルバオ


*主力の放出回避

・ターゲットのポジション


・候補者名と現状

ミケル・リコ(グラナダ)
ビエルサ監督のお気に入り。
グラナダは400万ユーロを希望。だが、ビエルオはさらなる値引きを要求(200万ユーロが理想)。
とはいえ、今年初めに選手はグラナダと2015年までの2年の契約延長で合意。
契約違約金も600万ユーロ→1100万につり上がったばかり。

なお、第一希望は、ベティスの司令塔ベニャだったが、獲得は厳しいと判明していた。
http://www.marca.com/2012/06/13/futbol/equipos/athletic/1339569627.html


○エスパニョール
*売却優先。新規獲得へまずは資金を作るところから。


・ターゲットのポジション


・候補者名と現状


フェリペ・カイセド(ロコモティフ・モスクワ)・・・
買い取りオプション付き、レンタル?
実際、クラブ上層部は冬の移籍市場でも獲得を目指していた。

http://www.sport.es/es/noticias/espanyol/caicedo-muy-cerca-llegar-cedido-espanyol-1936284


★放出★ハビ・マルティネス・・・
シーズン中に選手本人が退団を明言。
バレンシアが有力?クラブ側は静観の構え。ただ1つオファーが来ていることだけが確かな情報。
移籍金は350万ユーロが上限か。

http://www.sport.es/es/noticias/espanyol/hay-oferta-por-marquez-1952102




2012年6月18日月曜日

ヌリ・シャヒンは変貌を遂げられるか?

4シーズンぶりの優勝を飾り、“王位復権”を強く印象づけたレアル・マドリーにあって、
新加入選手たちの貢献の低さは、唯一の“汚点”とスペインメディアも酷評。

その筆頭株のヌリ・シャヒンは、早くも売却の噂が立つなか、
一足先に(個人的な)プレシーズンをスタートさせているそうだ。

ドルトムントから鳴り物入りで加入した昨季は、
プレシーズンで2度にわたる膝の怪我などで、
出鼻をくじかれたままシーズンを終えたことから、
今季は、いかに早い段階で他のチームメイトと同じフィジカルコンディションを整えるかが、
活躍の鍵となる。

よって、現在、モウリーニョ監督とルイ・ファリアコーチが考案したトレーニングメニューを
選手本人が信頼の置くフィジカルトレーナーとこなしているという。

その内容は、主に大腿四頭筋の強化。
怪我により弱くなった膝の靭帯への負担を軽減するためだ。

毎日、ランニングやジムでのトレーニングの他、
テニスなど他のスポーツも取り入れての体作り。

また、母国アンタルヤでの休暇中も、
砂浜でのトレーニングを欠かさないなど、
1シーズンまるまるを棒に振った昨季の借りを返さんとする
ひた向きな姿がメディアに取り上げられている。

なお、トルコはEURO本大会への出場を取り逃したため、
リーガが終了した5月16日から実質的な“夏のバカンス”は始まっているが、
選手本人は、EURO開幕直前の国際親善試合4試合終了以降も、
オフを削ってまで、継続的なトレーニングに励んでいるそうだ。

これは、奇しくも昨季オフのベンゼマの姿と重なる。
モウリーニョ監督から大きな期待を寄せられたフランス代表プレーヤーは、
昨夏、クラブOBでもあるジダン氏が推薦する個人トレーナーの指導を経て、
その才能を開花させた。

果たして、香川と共にブンデスリーガを席巻した司令塔の変貌はあるのか。
「来季はCLを狙う」と公言した指揮官の期待に今度こそ応えなければならないだろう。


スビサレッタSD 2014年まで契約延長

アンドニ・スビサレッタSDが、自身のクラブとの契約を2年延長した。
これで同氏は、2014年まで現職を継続することになる。

http://www.marca.com/2012/06/12/futbol/equipos/barcelona/1339527927.html

20120610 EURO グループリーグC イタリア対スペイン

史上初の大会連覇を目指すスペイン代表は、
セスクを”偽ワントップ”に据える布陣を初戦から採用する。

2010年W杯から、ほぼ唯一の進歩(進化)とも言える形を初戦からぶつけてきた。

一方イタリアは、そのスペインの意図を見透かしたかのような布陣。
デロッシを3バックセンターに敷く、3-5-2を敷き、中盤での数的不利を避ける意図が感じられた。

試合は大方の予想どおり、試合を作るスペイン⇔猫をかぶるイタリア
の展開となった。とはいえ、スペインは中盤でボールを簡単に失うシーンが続き、
厚みのある攻撃までは生み出せない。
流れるようなパスワークもなく、ゴールの臭いはチャビ&イニエスタの閃きからのみという展開が続く。

イタリアは、カッサーノ&バロテッリの2トップがサイドに流れて、
攻撃への時間をつくり、守ってはデロッシはフリーマンとなり、
バイタルエリアに空いたスペースを素早くカバーし、見事にリスクを回避していった。

決定的なシュートが生まれたのは、前半終了間際。
まずはスペイン。チャビから放たれたスルーパスに
イニエスタがボレーシュートを放つが、これはゴールバーの上。

直後にイタリアは、右サイドでボールを持ったカッサーノのクロスから、
チアゴ・モッタがフリーでヘディング。しかし、これはカシージャスが好セーブ。
途中、ウェーブも起こったスタジアムが最高に盛り上がった瞬間だった。